大社啓二日本ハム元オーナーが、北海道新聞夕刊に
回顧録「私のなかの歴史。ファイターズと見た夢」を連載しています。
日本ハムの本社と球団と北海道との関わりあいの歴史を振り返り、
私感を述べていますが、2023/1/26の記事に驚きの文章がありました。
チョット長いが記事の一部を転載します。
「ゼネラルマネジャー (GM) 率いるフロント (編成部門) とチーム (現場) の分業が
ファイターズの流儀ですが、栗山さんはフロントが行うスカウティングにも
関与するようになります。
勝利のため、時には非情にならざるをえないGMの権限も実質的に手にしたことについて、
私は期待する半面「選手が第一」「選手への気遣い」とも受け取れる彼の哲学が、
勝利という結果とバランスが取れるのか心配でもありました。
ただ吉村浩GM(現チーム統括本部長)が栗山さんとコミュニケーションを図り、
その心配を取り除いてくれると思っていました。」
※北海道新聞の記事は、(2023/1/26)の夕刊で、全32回のうち31回目の記事。
驚きですね。
GMは、吉村浩チーム統括本部長が兼任のはず。
しかし、実は「GMを兼任していたのは、栗山監督」と公表したのです。
初めて知りました。ファンのみなさん全員同じだと思います。
ファンも世間も、だましていたんですね。
この後の文章で、大社元オーナーは「育成のひずみ、栗山さんの采配、吉村GMのチーム編成責任を問う、ファンの声があった」と書き、
栗山監督に期待した選手育成は果たせず、これはファンへの裏切行為だったとの思いが読み取れます。
栗山前監督時代の黒歴史は忘れてしまいたいので、
今更どうでもイイ事だが、あまりにも驚きが大きいので、この後は
心を静めるために書いてみる。
日本ハムファイターズの組織は冒頭にもあるように、メジャー流で
GM (編成) と監督 (現場) の役割分担は、明確に分かれ、
GMは戦力をととのえ、監督は与えられた戦力で戦う。
日本プロ野球では先駆者的組織づくりを鮮明にし、
野球界・マスコミ・ファンから好意的な評価を得てきた球団です。
栗山監督は、吉村浩チーム統括本部長兼GMを、
「ヨシ」と呼び、親密な関係をうかがわせましたが、
自分がGMの権限を持っているとは、いっさい臭わせませんでした。
それゆえ、編成の失敗とチームの低迷は、吉村GMの責任であり、
乏しい戦力しか与えられない「栗山監督はかわいそう」というのが
日本ハムファンの評価でした。
しかし、何年も低迷を続けるチーム成績。なのに栗山監督はお気に入り選手を優先起用。
好調の若手がいても試合で使わない偏向的な采配を続け、結果
他チームに移籍しても一軍レギュラーと評価される選手は誰一人として育たず、
さすがに栗山采配には多くの批判が高まった。
成績が悪くても、いっこうに辞めようとしない栗山監督の就任7年目、
ファンのあいだに不満の声が増大し、地元マスコミまでが批判する不穏な空気となると、
栗山監督は常套句の「俺の責任」を言わなくなった。
そして2年続けてシーズン終了後に「進退伺」を提出し、
これで批判をかわし留任するという茶番劇を演じた。
言葉は悪いが、責任逃れの「ずるい男」
「進退伺」は、本人は辞めるつもりはないということ。
本当に責任を感じるなら、「辞表」を提出し、辞任する。
成績不振の責任をとらず、監督の座に10年もしがみつづけた
「ハガネのハートを持つ」栗山監督。
チーム低迷の責任は、編成の吉村本部長兼GM。
中田選手の暴力事件の責任は、川村球団社長。
そして「チーム不振の責任? 選手を信じてる俺じゃない」という態度の栗山監督。
雄弁で聞き心地の良い言葉を連発する、爽やかなイメージの栗山監督に、
いまでも良い監督だったと擁護するファンでさえ、
GMを兼任しスカウティングまでしていた真実を知ったら、
さすがに栗山監督に裏切られたと気づくはず。
監督辞任後、球団に「プロフェッサー」という新しい肩書を創設し、
栗山氏をチームに残した日本ハム球団に、ジジィは不安を感じる。
公表とは裏腹に、監督にGMを兼任させていた球団。
社会やファンに嘘をつき、欺いていた球団に、失望しかない。
ファンを裏切る行動は、過去に消費者を裏切り社会的信用が失墜した
牛肉偽装事件から少しも学んでいない。これは日本ハムの企業体質なのか。
栗山氏は、評論家からいきなり監督となった1年目に優勝。
世界のスーパースターとなった大谷翔平の、プロ入り時の監督という巡り合わせ。
その縁で侍ジャパンの監督に就任と、「強運」を持っている。
※侍ジャパン監督就任は、栗山氏なら大谷翔平を招集出来るかもしれない
と思わせることで、侍ジャパンのスポンサー獲得の強力な武器となった。
※その後、メジャリーグは米国内の人気低下対策に、
WBCへのスター選手参加を大幅に容認する方針をうちだす。
これで大谷、ダルビッシュなど日本人メジャーリーガーも、参加できるようになり、
侍ジャパンの人気が、一気に盛り上がった。
これで栗山氏はファイターズ野球の品質を大きく低下させた責任や、
チームに残した数々の負の遺産の責任も、すべてかき消された「強運」を持っている。
「地元北海道のプロ野球チームを、楽しく応援したい」ジジィは、
1~2年後、新庄監督が辞任した後の日本ハムファイターズが、
栗山氏の存在により、再びあの暗黒時代に戻るのでは..と心配している。
せっかく、安穏とした選手生活を送っていた栗山ファミリーたちは一掃され、
純粋に厳しいレギュラー争いをするチームに生まれ変わったのに.....。
※ 2023年3月29日追記
WBS優勝で栗山氏の人気は不動のものとなった。新球場の除幕式に続き、開幕試合にも登場する。
球団は、いまや全国人気となった栗山氏の商品価値を、今後も利用し続けるだろう。
日ハムが注目されるのは良いことだが、ファイターズファンの気持ちは複雑だと思う。


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